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マイナスエイト感想~上 [マイナスエイト]

さて!

残念(マイナス)と残念(マイナス)は恋(プラス)になる

のキャッチでびみょーに耳目を集めたw
マイナスエイト
ですがw

プレイ前に、こちらのキャラソン+ドラマCDを聴いて、
m8_cd02.jpg

あまりに社会派?知的?
ともかく、冒頭のザンネンなキャッチとはかけ離れたディープな印象のキャラソン歌詞が、
とても気になりました。

もっと、ドタバタギャグみたいな、
まあバカボンパ〇の歌みたいなのをw
想像していたのでw


もともと宮田さんが攻略キャラ、というだけで興味を惹かれ、
それだけではさすがに買えないところ、
キャストさんたちのニコ生でのチラっと見え隠れする発言の中に、
もしかしたら琴線に触れる何かがあるかも?と直感して、
それで購入決意したわけです。
(予約したの忘れててずっと買うかどうか悩んでた、なんてザンネンなことはナイショw)


でまあ、やり始めたんですがw
これがまあwww

なんじゃ?これ?


www
今までもポチポチ書いてますがw
要はテンポの悪いシチュCDw
特にストーリーがあるわけでなく、
学校行事と年中行事でキャラが順番にしゃべっていくだけ。

各キャラのザンネン部分の紹介という体ですが、
そこまでギャグ化されていないので、

特に笑えるわけでもなくw

魔フレたんに、どこも面白いとこない、とボヤいたものです。


駄菓子菓子!!!


よし、今日は、この駄菓子菓子!が巨大文字ですwww


各キャラルートに入る頃には、
そのキャラの見かけのザンネンから、
本当に抱えている問題がチラ見えしてきて。

以降、主人公とのやりとりの中でキャラがその問題を、
超えたり、向き合ったり、じたばたと格闘したり。
実に泥臭い真面目な進行!

どのキャラの抱えるものも、
誰もが一度は経験し、
躓き、
または見聞きしたり、理解したりできる、
生々しい痛みなんですよね・・・。


その過程でともに恋に落ちていくのですが、
これがまた、見ていて、

今どきこんなピュアで初心な恋ってあるか!?

って、つい手に汗握って応援したくなる展開が待っていました。
いやあ、私も〇〇年前はこんなでしたっけねえ・・・(遠い目・・・)www


あ、ちなみにですねw
設定とか各種、そんなばかな!って突っ込みどころ満載ですw
でも、それほとんど、主人公か他キャラが意をくんだ様に突っ込んでくれますwwww

そういう意味で、主人公のフェイスはアリをおすすめ!

ヒロインの目が棒になったり星形に光ったりw
あまつさえ白目むく乙女ゲームって他にあるんでしょうかねw
くるくるかわる表情が面白いですw



てことでw以下ですね、各キャラの本当の問題点、
簡単に並べてみます。
【ネタバレですから、これからプレイする方はお気をつけて!】
ただし、これは10月に入ればすぐわかることで、
どう越えるか?こそが主題なので、
見てしまっても大丈夫です。
逆に、【やってみようか迷ってる方は、ここだけ見て興味あればぜひ!w】






【心の問題の茉莉男とイクサ】
言葉遣いがおかしな茉莉男は、自分の気持ちを人に伝えられない
完璧なイクサは、人の心や人情の機微がわからない

【スピリチュアルなジュンと青葉】
不運気質のジュンは不運故に、本当にやりたいことを手放してきた
占いマニアの青葉は占いに依存するあまり、本当にやりたいことがわからなくなっていた

【フィジカルな音彦とマヤ】
背の小さい音彦は、努力してもあきらめなければならないことの多さに自信を失っていた
外見と声にギャップのあるマヤは、男らしくあろうと努力するあまり本当の自分に自信がなかった

【アーティスティックなリオンとケーマ】
奇抜なおシャレのリオンは、そうしないと自分の存在意義がないと思い込んでいた
音痴なケーマは、ボーカルにこだわることで存在意義を見出そうとしていた

うまく表現できないのがもどかしく、
間違った書き方のキャラもいるかもしれませんが、
対になっている二人ごとに、テーマがあって、
方向を変えながら丁寧にすくって描かれていました。

どのテーマも、あるある!って実感できる、思春期のコンプレックスで。

主人公との関係が、それぞれキャラを成長させて、
表面のザンネンはそのままにw
心のコンプレックスをどう解消していくか、
その方向性を示すところまで、が描かれているのですが、
全キャラ、ラストはほっこりと^^
幸せな気持ちを共有できます。

ベストエンドはカップルになり、
ノーマルエンドはカップルのスタートにたつ形なので、
どう転んでもキャラにぐさりとやられるとかw意思のない人形になって慰み者になるとかwww
そんなエグいこととは無縁なのでご安心をw


製作サイドの言葉に、
欠けたピース同士の欠けた形が奇跡的に一致した瞬間に、
二人はプラスの関係へ!
それが恋!
というものがあって、まさにその通りなお話でw
主人公もいろいろザンネンな気がするのですがw
この子の、キャラを見る目が秀逸で切ない。

相手の真の問題に気が付いても、どう表現していいのか悩んでいる姿は、
私にはとても好感がもてました。
・・・ていうか茉莉男ルートだけかわいげなくないかい?www


進行は、ドラマティックなストーリーもダイナミックな展開もなく、
全員まったく同じ、学校行事と年中行事を過ごすだけなのですが、
驚くべきことに、全然飽きない!
金太郎飴どころか、同じ行事でもキャラによって全然動きが変わるんですものw

単に、ツンデレはこう、ヤンデレはこう、といったどこでもやってるタイプ別、ではなくて。
みんなちゃんと、生きた設定になってるので、同じシーンでとんでもなく違ってきて、
次々いい意味で予想を裏切ることしでかしてくる、そこも面白いですw


というわけでw
プレイ開始早々、8つのマイナス点を書きだしましたがw
フルコンプして、それがどうプラスになったか!
見るがよい!www

1 イラスト ×
→〇
これ、コンプレックスが生々しいので、ぐり。さんのかわいい絵での記号化が絶対必要でした!
もし、八頭身とかのいわゆる美麗グラだったとしたら、
痛々しくて見てられなかったと思います。

2 現代もの ×
→〇
表面的なストーリーを追うものではなく、
どの時代にも通底する人としてのコンプレックス克服物語だったので、
全然おっけーでした。


3 学園もの ×
→〇
ピュアな恋にむしろ涙で応援;;;;;;www


4 ミニゲーム有 ×
→〇
物語の進行を止めるものではなく、
キャラを追いかける意味合いのゲームだったので、
むしろもっと多くてもよかったくらい!w


5 主人公に可愛げがない ×
→〇
可愛くないのは茉莉男ルートだけだった、ということもありますがwww
残念男子の欠けたピースを埋めるのは、
男らしいwww主人公でないとできなかった!


6 モブが長台詞 ×
→△
先生、とやらがあやうく白華の道満かと思いましたがwwwww
(白華道満、トラウマです!攻略キャラより長台詞で自身の抱負をとうとうと述懐していてヘドが出た!w)
2周め以降スキップできましたから!www


7 テンポか悪い ×
→〇
前半こそシチュCDの羅列でしたが、
ルートに入ってからはむしろ手に汗握りましたw


8 システムボイス(の間)が長い(--)
→△
これだけはどうにもwwwww
でも慣れましたっwwwww


どうでしょうか!
初回プレイ開始時感想のマイナスと私というマイナスでw
なんとほとんどプラスになりました!wwww

そんなわけで、これは私的には買い!なゲーム^^
ザンネンに隠れた予想外の真面目とピュア!
女性だけでなく・・・というかむしろ男性に?w
ピュアな恋を通してコンプレックスを超えて成長する、
というモチーフを、ぜひ見て頂きたいです!w




そして冒頭のキャラソンに戻ります。
これはとっても知的に構成された、
現代の若者の抱えるコンプレックスを、
おかしみに乗せて問題提起する作品。
なるほど少しディープで痛い歌詞、非常に納得でした。





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